グーグル、ストラタシス、サイアークが、共同で世界文化遺産の3Dスキャニング・3Dプリンティングプロジェクトを開始 https://3dprint.com/234901/google-stratasys-and-cyark-use-3d-scanning-and-3d-printing-to-preserve-cultural-heritage/

グーグル、ストラタシス、サイアークが、共同で世界文化遺産の3Dスキャニング・3Dプリンティングプロジェクトを開始した。グーグルが立ち上げたグーグル・ヘリテッジ・プロジェクトの一環で始められたもので、すでにミャンマーのバガン遺跡、ベルリンのブランデンブルク門、メキシコのチチェン・イッツァ遺跡、アメリカのサンアントニオミッションなどがアーカイブに収められているという。

アーカイブ化されたファイルは誰でも自由にダウンロードでき、3Dプリンターで出力できる。プロジェクトの関係者は、特に学校の授業などでの利用を想定しているという。また、いずれのファイルもストラタシスのJ750 マルチマテリアル・フルカラー3Dプリンターに最適化されている。

プロジェクトの立ち上げについてグーグルのブライアン・アレン氏は、「このプロジェクトは、世界中の文化遺産を物理的に体験し、実際に手に取ってみたり、あるいはリサーチのために使ってもらうことを目指しています。現在、3Dプリンターでは様々な素材が利用出来ますが、より鮮明で仕上がりがよく、堅固に出力することが可能です。より本物に近いレプリカを、3Dプリンターで迅速に作ることが可能です」とコメントしている。

プロジェクトは今後、世界中の他の文化遺産のデータを随時アーカイブに追加してゆきたいとしている。