スリーディーシステムズの新テクノロジーがアメリカ空軍のリサーチプロジェクトに採用 https://www.worldatlas.com/articles/the-united-states-air-force-usaf.html

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズの新テクノロジー「フィギュア4」が、アメリカ空軍のリサーチプロジェクトに採用された。プロジェクトでは、アメリカ空軍が運用する航空機のメンテナンスに同技術が活用出来るか検証するとしている。

フィギュア4は高速で精密な3Dプリンティングを実現する技術で、最高65mm/hのスピードで造形する事が可能。プリント精度はシグマシックス(Cpk > 2)のレベルに準拠するとしている。

アメリカ空軍が運用している航空機の中には、製造開始から年数が経っている事から部品の供給が停止されているものが少なくない。また、部品が残されている場合でも、経年劣化による品質低下など、数多くの問題を抱えているケースが多いとされる。3Dプリンターで部品を製造する事で、オンデマンドで高品質な部品供給が可能になるとしている。

「アディティブ・マニュファクチャリングはパーフェクトなリーン・ソルーションです。なぜなら、アディティブ・マニュファクチャリングは時間とコストがかかる製造ツーリングを必要としないからです。(今回のフィギュア4の採用により)アメリカ空軍をお手伝いできる事を嬉しく思います。他のパートナーとも強力し、フィギュア4を使った各種のアプリケーションの発展に努力します」と、スリーディーシステムズの創業者兼CTOのチャック・ハル氏はコメントしている。