http://www.3ders.org/articles/20180403-mx3d-to-install-worlds-first-3d-printed-steel-bridge-over-amsterdam-canal.html
オランダの3Dプリンティング企業のMX3Dが、世界初の鉄製3Dプリント橋を完成させた。
長さ40メートル、重量4.5トンのの鉄製の橋は、アムステルダム郊外にあるMX3Dの工場で4代の3Dプリンターを使って建設された。当初の計画では、ロボットアーム付き3Dプリンターを使い、橋を架設する予定の運河の上で直接3Dプリントする予定だった。しかし、工事の安全性確保の点から見送られ、MX3Dの工場で建設されることとなった。
橋にはセンサーが取り付けられていて、通行人をモニタリングする仕組みになっている。一日の通行者数などに加え、通行者の重量分布や歩行スピードなどのデータを取得し、将来のデザイン変更などに活用するという。
MX3Dでは、30人を使ってテストを行ったところ、結果は極めて良好であったとしている。
橋を3Dプリンターで建設する事で、従来になかったデザインの橋を作る事が出来る。今回製造された橋も、デザインにカーブなどの曲線が多用された独特のものに仕上がっている。
現在のところ、橋はアムステルダム市内の第15地区付近の運河の上に架設される予定。橋の製造コストなどの情報は、今のところ明らかにされていない。