https://actu.fr/pays-de-la-loire/nantes_44109/a-nantes-une-maison-construite-par-une-imprimante-3d_16017303.html
フランス西部の街ナントで3Dプリント住宅が建設され、6月に入居者が入居する事となった。実際に人が暮らす3Dプリント住宅が建設されたのは、中国に建設された複合住宅に続き、世界で二番目となる。
3Dプリント住宅を建設したのはナント大学、ナント市役所、ナント・メトロポール・ハビタットなどのメンバーで構成されたプロジェクトチーム。大型建設3Dプリンターを使い、YHNOVAと名付けられた5部屋の住宅をわずか数日で建設したという。
建設されたYHNOVA住宅は来月7日から一般に公開される。公開から6週間は地元の建設業関係者を対象にしたデジタル・アーキテクチャーの勉強会が行われるという。また、YHNOVAを設計したデザイナーが、YHNOVAがデザイン通りにプリントされているかを確認するという。
また、YHNOVAには抽選で選ばれた住人が今年6月から入居し、実際に生活を開始する予定。
ナント大学の研究チームは、今後のより大型の3Dプリント住宅などの建設を行い、建設3Dプリンティング技術の研究を続けてゆくとしている。
研究チームは、建設3Dプリンターを普及させることで、建設コストと時間の削減、素材消費量の削減、建設中の事故の防止などが期待できるとしている。