イタリアのミラノでヨーロッパ初の3Dプリント住宅が展示 https://3dprintingindustry.com/news/cybe-construction-3d-prints-concrete-drone-laboratory-site-dubai-114869/

今年4月17日から22日までイタリアのミラノ開催されるサロン・デル・モバイルデザイン展示会で、ヨーロッパ初となる3Dプリント住宅が展示される。

3Dハウジング05と名付けられた3Dプリント住宅は、オランダのCyBe建設が開発したロボティック・アディティブ・マニュファクチャリング・システムを使って建設される。素材となるコンクリートはイタリアの大手コンクリートメーカーのイタルセメンティが開発した。

3Dプリント住宅の基礎部分は3Dプリンターで建設され、屋根、ドア、窓などはアセンブリされるという。3Dプリント住宅は100平方メートルのサイズ1ベッドルームで、リビングルーム、キッチン、トイレがついている。なお、3Dプリント住宅の建設コストや販売価格などについては明らかにされていない。

3Dプリント住宅そのものはリサイクル可能で、展示会終了時に解体され、別のロケーションで再び3Dプリントされるという。

コンクリートを素材にした建設3Dプリンターは世界中で開発が相次ぎ、各地で3Dプリント住宅が建設されている。今年初めにもアメリカのニューストーリー社が価格4,000ドルの3Dプリント住宅を建設し、話題を集めた。