http://www.gkngroup.com/farnborough/news-and-Media/Pages/gkn-aerospace-wins-major-contracts-from-airbus-safran-launchers.aspx
欧州宇宙機関がVulcain2.1ロケットエンジンの燃焼試験に成功した。燃焼試験は欧州宇宙機関のドイツ宇宙センターで行われた。
Vulcain2.1ロケットエンジンは2020年に打ち上げが予定されているアリアン6ロケット用に開発された。前期種のアリアン5ロケットで使われたVulcain2エンジンをベースに製造工程を簡略化し、製造コストを削減するために3Dプリンターで製造された部品が使われている。
Vulcain2.1ロケットエンジンに使われているノズルは直径2.5メートルの大きさで、3Dプリンターで製造されている。直径2.5メートルの大きさのノズルが3Dプリンターで製造されたのは史上初と見られる。また、エンジン用ノズルに加え、ガスジェネレーター、タンク圧縮用酸素ヒーターなどの部品も3Dプリンターで製造された。
欧州宇宙機関では、別シリーズで大型のプロメテウスシリーズ用エンジンの製造にも3Dプリンターを活用するとしている。
ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界中で高まっている。先日もアメリカのベンチャー企業のロケットラブズが、3Dプリンターで製造した小型ロケットの打上げに成功している。