https://www.easterisland.travel/easter-island-facts-and-info/moai-statues/
イースター島のモアイ像が3Dモデル化される事になった。非営利団体サイアークとデータ管理会社アイアン・マウンテン社が共同でモアイ像を3Dスキャンし、3Dモデルをアーカイブにする。アーカイブは保存され、世界中に公開されるという。
3Dスキャニングの作業は現地時間の先週から始まった。3Dスキャンされたデータは写真測量技術で3Dモデル化され、バックアップデータがペンシルバニア州にあるアイアン・マウンテン社の地下ストレージに保存される。データは一般に公開され、3Dモデルを3Dプリンターで出力する事も出来る。
モアイ像は西暦1250年から1500年頃までの間にイースター島の原住民ラパ・ヌイ族によって作られたとされる。モアイ像の平均的な大きさは高さ4メートル、重さ14トンに及ぶ。イースター島には、現時点でおよそ900のモアイ像が存在している。モアイ像はユネスコの世界遺産にも登録されている。
プロジェクトは世界中の世界遺産を3Dモデル化してアーカイブにするリビング・レガシー・イニシアティブの一環として行われる。サイアークは今後五年間に500の世界遺産を3Dモデル化する事を目指している。サイアークは既に200の世界遺産を3Dモデル化している。アイアン・マウンテンは民間企業として唯一リビング・レガシー・イニシアティブに参加し、プロジェクト費用とデータストレージを提供している。