オランダ海軍が自軍の艦船のパーツを3Dモデル化 https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_active_Royal_Netherlands_Navy_ships

オランダ海軍が、自軍の艦船のパーツを3Dモデル化し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。

オランダ海軍はArtec社のハンドヘルド3Dスキャナーを使い、艦船の各パーツを3Dスキャンしている。3Dスキャンされたデータは3Dモデル化され、リバースエンジニアリングや3Dプリンターによる製造に使われるという。

3Dモデルはアーカイブ化され、レファランスライブラリーとして使われる。将来的にはオンデマンドですべてのパーツが製造出来るようになる見込み。3Dプリンターでパーツを製造する事で、従来の製法よりも迅速で低コストな製造が可能になるという。

将来的には、オランダ海軍のすべての艦船に3Dプリンターを搭載し、オンデマンドでパーツを製造する事も検討されているという。

アメリカ海軍も、空母エセックスに3Dプリンターを搭載し、パーツなどの試験製造を行っている。遠洋航海中の艦船は、母港に寄港しないと交換部品が調達出来ないが、3Dプリンターを搭載する事でオンデマンドでのパーツ製造が可能になる。3Dプリンターは戦闘機の部品製造などにも使われ始めており、軍事方面での3Dプリンターの利用が今後さらに進むと予想される。