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マンチェスター大学のレポートが、ダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘している。
「銃火器のコンポーネント、パーツのアディティブ・マニュファクチャリングのための3Dモデルの入手可能性」と題されたレポートは、マンチェスター大学が昨年に行った12のダークウェブに関する調査結果をまとめている。
ダークウェブとは、グーグルなどの検索エンジンの検索対象にならない隠れた存在のウェブで、通常はアクセス先を知る人だけがアクセス出来るサイト。一般に「闇市場」と呼ばれ、3Dプリンター銃の3Dモデルなどが違法に売買されている。
ダークウェブでの1番の売れ筋は3Dプリンター銃の3Dモデル。次に売れているのは3Dプリンター銃の作り方を書いたマニュアルで、12ドルで販売されているという。
レポートは、ダークウェブなどを通じた3Dプリンター銃の3Dファイルの拡散により、追跡不可能な銃火器がさらに流通する危険性も指摘している。
マンチェスター大学犯罪学部のジュディス・アルドリッジ教授は、「ダークウェブは3Dプリンター銃などの違法取引を世界規模に広げ、売り手と買い手の障壁を取り除きつつある」と警鐘を鳴らしている。