フォームラブズが二種類のポストプロセシングツールをリリース https://formlabs.com/ja/tools/wash-cure/

アメリカのSLA3Dプリンター製造ベンチャー企業のフォームラブズが、二種類のポストプロセシングツールをリリースした。現在開催中のRAPID + TCT 2017で公開した。

フォームウォッシュはクリーニング用ポストプロセシングツールで、フォームラブズのフォームシリーズでプリントした造形物を自動的にクリーニングする。価格は499ドル(約54,890円)。

フォームキュアはポストキュア用ポストプロセシングツールで、405nmライトとヒーティングシステムを使って造形物の強度を高める。また、キャスト用3Dプリントのバーンアウトも出来る。価格は699ドル(約76,890円)

SLA3DプリンターはFDM3Dプリンターよりもより精密な3Dプリンティングが可能とされているが、造形物にバリが付いたりするなど、ポストプロセシングが必要だと一般的に認識されている。今回リリースされたポストプロセシングツールを使う事で、クリーニングやポリッシングなどを手作業で行う事なくポストプロセッシングを行う事が可能になる。

フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学の出身者らが中心となって設立した。同社のSLA3Dプリンター「Formシリーズ」は史上初の本格的デスクトップSLA3Dプリンターで、その機能と性能は世界中の3Dプリンターユーザーから高い評価を得ている。