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サンフランシスコ近郊の街バークレーに住む夫婦が、3Dプリンターによる一酸化炭素中毒で死亡したとして大きなニュースになっている。
死亡したのはロジャー・モラシュさん(35歳)とバレリー・モラシュさん(32歳)の二人。現地時間の今週月曜日に自宅で死亡しているところを友人に発見された。死亡時自宅内には3Dプリンターから発生したとみられる一酸化炭素が充満していたという。
マサチューセッツ工科大学出身の二人は自宅をオフィスとしても利用しており、3Dプリンターを頻繁に利用していたとみられる。
一方、アメリカの3Dプリンター専門メディアが現地の警察に取材したところでは、二人の死亡の原因が3Dプリンターによるものとは特定されていないとしている。警察は二人の毒性学的調査報告を受けておらず、死亡原因の特定には数週間程度かかるとしている。
二人の自宅には小型の3Dプリンターとレーザーカッターが設置されていて、二人は研究用の実験モデルなどの製造に利用していた。二人が死亡した時にはいずれも稼働していなかったという。
現地メディアは、憶測に惑わされずに正式な調査結果を待つよう促している。
二人の葬儀は現地時間の今週金曜日に執り行われた。葬儀に際し、二人のために開設されたGoFundMeのキャンペーンには15,000ドル(約172万円)の資金が集まった。