アディティブ・マニュファクチャリング関連企業で組織する非営利団体のアディティブ・マニュファクチャリング・グリーン・トレード・アソシエーション(AMGTA)が、イェール大学にアディティブ・マニュファクチャリング研究基金を創設した。
基金の額は10万ドル(約1100万円)で、イェール大学産業生態学環境センターが行っているアディティブ・マニュファクチャリングのライフサイクル評価ツールとモデリングに関する研究活動に使われる。
AMGTAのエグゼクティブディレクターのシェリー・ハンデル氏は、「イェール大学が行っているリサーチの目標は、バインダージェット技術の環境的および経済的インパクトを理解することです。ライフサイクル評価ツールとモデリングを活用することで、従来の製造方法で生じる温室効果ガスの発生量や、環境への影響などを明らかにすることが可能になります。AMGTAは、この研究の成果をレポートにして公開する予定です」と説明している。
AMGTAでは、早ければ2022年秋にレポートを公開したいとしている。
AMGTAは、2019年にフロリダに拠点を置くメタル3Dプリンティング・サービスビューローのシンタヴィア社が中心になって設立された非営利団体。アディティブ・マニュファクチャリングのサステナビリティなどをテーマに、各種の研究や啓蒙活動などを行うことを事業目的にしている。