アメリカ国防省傘下のアディティブ・マニュファクチャリング関連アクセラレーターのアメリカ・メイクスが、中学生用バーチャル・アディティブ・マニュファクチャリング教育のパイロットプログラムを実施した。アメリカ国立標準技術研究所の資金援助で実施されたもので、11歳から14歳の中学生を対象に、3Dプリンティング技術を中心とする各種のアディティブ・マニュファクチャリング関連のバーチャルトレーニングなどが実施された。
アメリカ・メイクスの教育・ワークフォース開発担当ディレクターのジョッシュ・クレーマー氏は、「生徒達に3Dプリンティングの世界を体験してもらうことは、単に教室の中で先生が3Dファイルをダウンロードして3Dプリンターで造形するところを見せるよりも、はるかに大きな意味があります。未来の3Dプリンターのキャリアを積むためには、生徒達はもっと多くのことを学ぶ必要があります。アディティブ・マニュファクチャリング技術のインストラクションを受けさせ、アディティブ・マニュファクチャリングに関する深い知識を得させる必要があるのです」と説明している。
アメリカ・メイクスは2012年にオハイオ州ヤングスタウンにて設立されたアディティブ・マニュファクチャリング関連アクセラレーター。これまでに各種のスタートアップ企業向けインキュベーションプログラムを提供してきている。