アメリカのマサチューセッツ工科大学、イタリアのミラノポリテクニック大学、ドイツのミュンヘン工科大学が、共同でオンライン・アディティブ・マニュファクチャリング・セミナーを開催する。ミラノポリテクニック大学とミュンヘン工科大学の学生を対象にしたもので、マサチューセッツ工科大学のジョン・ハート教授、ミラノポリテクニック大学のビアンカ・マリア・コロッシモ教授、ミュンヘン工科大学のクリストフ・マイアー教授が、それぞれ講師を務める。
新型コロナウィルスの世界的なパンデミックが続く中、各国の多くの大学はオンラインでの講義開催を余儀なくされている。そうした中、三大学によるオンラインセミナーの開催は、新型コロナウィルスのパンデミックを契機とする新たな取り組みと言える。
ミラノポリテクニック大学のビアンカ・マリア・コロッシモ教授は、「新型コロナウィルスのパンデミックは、私たちに挑戦と困難を突き付けていますが、同時に機会も与えてくれています。デジタル技術を活用した教育は、物理的な距離の制限を解消し、世界中のプロジェクトを結合させています」と説明している。
コロッシモ教授の講義は、アディティブ・マニュファクチャリングの領域における人工知能とセンサーの活用方法を学ぶカリキュラムで構成されるという。