シンガポールの医療3Dプリンターベンチャー企業が100万ドルの資金調達に成功 https://vector.childrenshospital.org/2014/03/3d-printing-puts-patients-in-surgeons-hands-literally/

シンガポールの医療3Dプリンターベンチャー企業が100万ドル(約1億1,500万円)の資金調達に成功し、話題になっている。

資金調達したのはシンガポールのスーパークラフト3D。投資家でありEコマースプラットフォームのFlipkartの共同創業者のビニー・バンサル氏らが中心となって投資を行った。

スーパークラフト3Dは2016年9月にマルテッシュ・ソマセクハラッパ氏とベンカタラマナ・ゴーティ氏が共同で設立したベンチャー企業。CTスキャンやMRIの医療画像データを元に手術シミュレーション用臓器モデル、インプラント、手術用医療機器を3Dプリンターを使って製造する。

臓器モデルなどは通常、データを受け取ってから24時間以内に製造可能という。また、CTスキャン、MRI以外にも、一般的なX線画像から3Dモデルを作ることも出来るという。

医療用画像データを3Dモデルに変換し、3Dプリンターで出力する事業は欧米を中心に広がりつつあるが、シンガポール国内では初のケースと見られる。医療3Dプリンティングが今後さらに世界的に広まってゆく事は確実と見られる。