フィラメンタムが100%生分解性3Dプリンティングフィラメントを開発

チェコ共和国のフィラメントメーカーのフィラメンタムが、100%生分解性3Dプリンティングフィラメントを開発したとして話題になっている。ノンオイレン・フィラメントと名付けられたフィラメントは、現在開催中のドバイ国際展示会2020で公開されている。

ノンオイレン・フィラメントは、スロバック技術大学と共同で開発されたもので、ポリ乳酸・ホリヒドロキシ酪酸・ブチラートを原料としている。100%生分解性で、機能を損なうことなく数回リサイクルすることが可能。また、原料は100%再生可能な素材で構成されているという。

フィラメンタムの創業者でCEOのジョセフ・デレチェック氏は、「サステナビリティとリサイクルは、我が社を取り巻くあらゆる産業セクターにおけるナンバーワンのトピックとなっています。特にサステナビリティはフィラメンタムにとっての最大の課題のひとつです。我々は、未来の世代のためのサステナブルな環境を維持するために、他社とこれからも他社とともに努力してゆきます」とコメントしている。

フィラメンタムは、2019年8月にもチェコのトマス・バタ大学の研究チームと生分解性サンダルコレクションを開発し、話題を集めている。