オランダの照明機器メーカーのシグニファイが、テーラーメイドのライトシェード3Dプリンティングサービスを開始する。今月28日から開始されるサービスは、リサイクル可能な素材を使い、オンラインで顧客の好みに応じたライトシェードを3Dプリンターで製造するというもの。当面はヨーロッパ市場のユーザーにのみサービスが提供される。
ライトシェードの素材には、リサイクル可能なポリカーボネートに加え、廃棄されたCDも含まれているという。リサイクル可能な素材を利用することで、従来の製造方法よりも製造時のCO2排出量を最大47%削減できるという。
シグニファイのチーフ・イノベーション・オフィサーのオリビア・キュー氏は、「シグニファイは工業スケールの3Dプリント照明機器を製造する最初のメーカーです。これにより、照明機器メーカーとしてのリーディングカンパニーのポジションを強化し、サステナブルなイノベーションを実現できるでしょう」とコメントしている。
シグニファイは1891年設立の、オランダ・アイントホーフェンに本拠を置く業務用および一般消費者向けの照明機器メーカー。LED照明システムメーカーとしては世界最大の規模を誇る。日本でもシグニファイジャパン合同会社が事業を展開している。