カラーファブがレーザーマーク可能なPLAフィラメントをリリース

オランダのフィラメントメーカーのカラーファブが、レーザーマーク可能なPLAフィラメントをリリースした。レーザーマーク可能なフィラメントがリリースされるのは世界初と見られる。

レーザーマーキングPLAと名付けられたフィラメントは、3Dプリント後にレーザーエングレーバーなどで2Dプリントできる。テキストやグラフィックを表面に直接印刷できるので、バーコードなどをプリントするなど様々な利用が可能。造形物そのものをエングレーブせず、表面を変色させてプリントするので、造形物の表面は傷つかない。

レーザーマーキングPLAは1.75mmと2.85mm径の二つのサイズで提供され、価格は0.75kgのスプールで49.95ユーロ(約5988円)。色はライトグレーのみで、溶融温度は195-220℃となっている。

カラーファブは、「レーザーマーキングPLAは耐久性、防水性、耐熱性、耐化学性に優れ、エンドユーズパーツの製造において様々な利用が可能です」と説明している。

カラーファブはオランダの素材企業ヘリアン・ポリマーズの社内ベンチャーとして設立され、これまでにブロンズフィルなどの金属系フィラメントやウッドフィル、バンブーフィルなどのウッド系フィラメントをリリースしてきている。