イギリスの3Dプリンティング・サービスビューローが、リサイクルフィラメントを使った3Dプリンティングサービスを開始した。
サービスを開始したのはランカシャーに拠点を置くランカシャー3D。同社では年間165キログラムの廃棄フィラメントが生じているが、それをリサイクルして3Dプリンティングサービスに利用するとしている。
ランカシャー3Dの共同創業者スティーブン・ピアーソン氏は、「この地球には限られた資源しかなく、我々はそれについてより多くの責任を負う必要があります。政府はそのための政策を打ち出そうとしており、消費者はこれまでの消費行動を改める決意を固めています。我々のようなビジネス界の人間も、それを手助けすべきです。循環型の経済を作りあげることで、資源を無駄なくリサイクルし続けることが可能になります」とコメントしている。
ランカシャー3Dは2018年4月設立。42台のFDM3DプリンターとSLA3Dプリンターを使い、3Dプリンティングサービス、3Dスキャニングサービス、リバースエンジニアリングサービスなどを行っている。同社は3Dプリンティングサービス用に大量のPLA、ABS、カーボンファイバーフィラメントなどを消費している。