Arduinoが小型マイクロコントローラー四機種をリリース

イタリアのオープンソースの基板メーカーのArduinoが、小型マイクロコントローラー四機種をリリースした。現地時間の先週サンフランシスコで開催されたメーカーフェアー・ベイエリア2019で公開された。

リリースされたのはArduinoナノ・エブリー、Arduinoナノ33IoT、Arduinoナノ33BLE、ArduinoナノBLEセンスの四機種。いずれもArduinoのクラシックシリーズに準拠しており、クラシックシリーズよりも高速のプロセッサーを搭載している。

Arduinoナノ・エブリーは価格9ドル90セント(約1,089円)の最低価格モデルで、一般的な「エブリデイ・プロジェクト」に適しているとしている。Arduinoナノ33IoTはインターネット対応モデルで、各種のIoTデバイスの開発に適しているとしている。また、Arduinoナノ33BLEはBluetooth対応モデル、ArduinoナノBLEセンスはBluetooth対応のオンボードセンサー搭載モデルとなっている。

Arduinoは、いずれのモデルも今年6月から出荷を開始するとしている。

Arduinoは、2005年に5人のイタリア人エンジニアが共同で立ち上げたプロジェクト。オープンソースの電子基板を開発し、提供したところ瞬く間に世界中に普及した。Arduinoの基盤は、公式分だけで2013年時点で70万台販売された。

Arduinoの基盤は、世界中の3Dプリンターメーカーにも広く採用されている。