ギリシャでプラスチック廃材を使った屋外用家具製造プロジェクトが開始 http://www.3ders.org/articles/20190118-zero-waste-lab-in-greece-directly-recycling-waste-plastic-into-3d-printed-furniture.html

ギリシャでプラスチック廃材を使った屋外用家具製造プロジェクトが開始され、話題になっている。

コカ・コーラの「プリント・ユア・シティ」プロジェクトとして開始されたもので、大型のロボットアーム型3Dプリンターを使ってリクライニングチェアなどを製造し、テサロニケのビーチなどの市内各所に設置されるという。

プリント・ユア・シティのウェブサイトでは市民からのリクエストを受け付けていて、市民が家具のデザインや色などを選べるようになっている。また、家具の種類もペット用水飲みボウル、ワークアウトベンチ、自転車用ラック、ツリーポットなどが用意されている。また、それぞれの家具を製造するのに必要なプラスチック廃材の量なども公開されている。なお、プリント・ユア・シティのウェブサイトには、昨年12月の立ち上げ以来3,000を超える家具の3Dモデルがアップロードされたという。

プリント・ユア・シティでは、プロジェクトの修了までに合計で4トンのプラスチック廃材の消費を目指すとしている。

プロジェクトを立ち上げた関係者は、「プラスチックはほとんど永久に利用できます。しかし、我々は総じて一度使ったらすぐに捨ててしまいます。プリント・ユア・シティでは、長く使えるプラスチックのより良い使い方を示し、より付加価値の高いものの製造を目指しています」とコメントしている。