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オランダのアムステルダムに拠点を置く3Dプリンター用フィラメント製造ベンチャーのフォームフューチュラが、新型高機能性フィラメント「Centaur PP」をリリースした。
Centaur PPは軽量プロピレンフィラメントで、積層時の高い接合性が特徴。また、耐化学性とD50の高硬度を有し、劣化や損傷に対する高い耐久性を持っているという。
Centaur PPはまた、アメリカ食品医薬品局とEUの食品安全基準に適合しており、電子レンジやディッシュウォッシャーで使う事も可能。これまでに一般的なFDM方式の3Dプリンターで使われているPLAやABSなどの素材では不可能だった食器を製造する事が可能になった。
Centaur PPの溶融温度は220℃から240℃で、ヒートベッドの使用は必要ない。ノズルのサイズは0.4mm以上が推奨されている。
Centaur PPは1.75mm径と2.85mm径の二つのサイズで、いずれも500グラムのスプールで提供される。価格は1スプール28.47ユーロ(約3,845円)からとなっている。
フォームフューチュラはこれまでにウッドフィラメント、コルクフィラメント、カーボンファイバーフィラメントなどの各種の高機能性フィラメントをリリースし、世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。