カイ・パーシー氏が新型フィラメント「LAYWOODmeta5」を開発 http://www.3ders.org/articles/20170920-kai-parthys-new-laywoodmeta5-3d-printing-filament-is-climate-responsive-and-floats-on-water.html

ドイツの発明家のカイ・パーシー氏が、新型フィラメント「LAYWOODmeta5」を開発した。

LAYWOODmeta5はカードボードライクのフィラメントで、1立方センチメートルあたり0.5グラムの軽量で水に浮くのが特徴。また、熱を通しにくいので、カップホルダーなどの製造に向いているとしている。

LAYWOODmeta5はまた、水に浸すと膨張する性質も持つ。カップ型の造形物を水に浸したところ、オリジナルのサイズから6%膨張し、乾燥させるとオリジナルのサイズの98%に伸縮したという。

LAYWOODmeta5の溶融温度は235-250℃で、ヒートベッドは特に必要ないとしている。

LAYWOODmeta5は1.75㎜系のサイズで、250グラムのスプールで提供される。価格は29.9ユーロ(約3.880円)。色はブラウンと白の二色から選べる。

カイ・パーシー氏は、2008年にイギリスの3Dプリンターメーカーのビッツフロムバイツと共同で3Dプリンター用フィラメントの開発を始め、これまでにウッドライクフィラメントの「LAYWOODD3」、スポンジライクフィラメントの「Layfomm」、ワックスフィラメントの「MOLDLAY」などの機能性フィラメントを相次いで開発してきている。パーシー氏のフィラメントは、世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。