エアウルフ3D、新型水溶性サポートフィラメントをリリース http://www.prweb.com/releases/2017/01/prweb13959952.htm

アメリカのFDM3Dプリンター製造ベンチャー企業のエアウルフ3Dが、現在ラスベガスで開催中のラスベガス家電見本市で新型水溶性サポートフィラメントを展示している。

ハイドロフィル水溶性フィラメントと名付けられたサポートフィラメントはABSとPLAに対応、3Dプリント後は水で簡単に洗い流せるという。同社によると、水溶性のサポートフィラメントは世界でも初とのこと。

FDM方式の3Dプリンターで複雑なデザインの物体をプリントする際、本体を支えるサポートという補助材を使用する。これまではサポートとして造形用のフィラメントと同じ種類のフィラメントを使うケースが多かった。プリント後、サポート材が簡単に除去できない、場合によっては除去そのものができないといったケースが少なくない。

エアウルフ3Dは四年前から3Dプリンターの製造販売を始めているが、開始直後から使いやすいサポート材を求める声が絶えなかったという。同社はカリフォルニア州のセリトスカレッジのミオドラック・ミシック教授と共同で研究を重ね、水で簡単に洗い流せるサポート材の開発に成功したという。

ハイドロフィル水溶性フィラメントの価格は1スプールあたり98ドル(約11,500円)。ノズル径1.75mmと2.88mmに対応している。