スペインの代替肉メーカーのノバミート(Novameat)が、現地時間の今週スペインのバルセロナで開催されたMWCバルセロナ2025に出展し、話題を集めた。ノバミートはMWCバルセロナのブースで自社が開発したプラントベースの代替牛肉や代替鶏肉などの調理デモンストレーションを行い、多くの来場者の関心を集めた。MWCの会場で代替肉の調理デモンストレーションが行われるのは極めて珍しい。
ノバミートによると、同社は独自開発した「マイクロフォース・テクノロジー」を使い、植物由来原料を使った代替牛肉や代替鶏肉を開発している。同社の代替肉は同業他社製品よりも本物の牛肉や鶏肉に味や食感が近く、代替肉を苦手とする人でも食べやすいものになっているとしている。
ノバミートは、2021年2月に大きさ22,500立方ミリメートルの哺乳類の肉の細胞と植物由来の素材を組み合わせたハイブリッド型代替牛肉の開発に成功し、話題を集めた。ノバミートによると、同社の代替牛肉はスペインのミシュランレストランなどでもメニューに使われているとしている。
MWCバルセロナ2025は、2025年3月3日から6日までの四日間スペインのバルセロナで開催された世界最大規模のモバイル関連技術展示会。日本からも各モバイル関連機器メーカーなどが多数参加した。