コロラド州に拠点を置くロケットエンジン製造ベンチャー企業のUrsa Major(アーサ・メジャー)が、シリーズE投資で1億ドル(約155億円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのエクリプス・ベンチャーズを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
5000万ドル(約77億5000万円)のデットファイナンスを含む今回の資金調達により、同社の時価総額は6億ドル(約930億円)に増加した。
Ursa Majorのダニエル・ジャブロンスキーCEOは、「今年は、我が社が次世代の偉大な航空機と防衛技術を開発する偉大なチームであることを証明できた年でした。我々の投資家は、今年我々が果たしたマイルストーンを理解してくれています。超音速航空機の飛行を成功させ、ロケットモータープログラムを推進させ、固形燃料ロケット推進システムを進化させました。我々にとっての新たなチャプターが始まった年となりました」とコメントしている。
Ursa Majorは2015年設立。これまでにアメリカ空軍に複数のロケットエンジンを供給してきたほか、民間航空機メーカーなどにも各種の航空機用エンジンやロケットエンジンなどを提供している。

