ExOneとヴォクセルジェットが経営統合

ハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneと別のハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットが経営統合する。

ExOneは、親会社の3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが経営破綻したことにより、事業をアメリカの投資ファンドのAnzuパートナーズへ売却していたが、Anzuパートナーズが新たに持ち株会社ExOneグローバルホールディングスを設立、ExOneとともにヴォクセルジェットも傘下に納め、事実上経営統合した。統合新会社は、アメリカの事業拠点に加えて日本、中国、ドイツ、インドでの事業を、それぞれこれまで通り継続するとしている。

統合新会社のCEOには、ExOneのマネージングディレクターを務めていたエリック・ブレイダー氏が就任する。ブレイダー氏はメディアのインタビューに対して、「(統合新会社の)フォーカスは、統合された両者の強みをそれぞれ発揮し、ユーザーの信頼を維持し、新たなる成長をもたらすことです」とコメントしている。

統合新会社の筆頭株主のAnzuパートナーズは、傘下にある両社の3Dプリンター出荷台数は年間500台を超えており、今後もさらなる増加が期待できるとしている。