アメリカの新興系ロケットメーカーのイノベーティブ・ロケット・テクノロジーズ(iロケット)が、アメリカの大型3DプリンターメーカーVelo3Dの主力製品「サファイアシリーズ3Dプリンター」を導入して話題になっている。報道を受け、NASDAQで取引されているVelo3Dの株価は一時前日比で25%上昇した。
アメリカ現地メディアの報道によると、iロケットはVelo3Dの「サファイアシリーズ3Dプリンター」と「ラピッド・プロダクション・ソルーションズ・プラットフォーム」を導入し、自社のロケット本体やロケットエンジンの製造に使うとしている。
iロケットは、再生利用可能なロケットを開発しており、ロケット打ち上げに必要な消耗部品などの製造をVelo3Dの3Dプリンターで行うものと見られている。
Velo3Dは、昨年2024年にニューヨーク証券取引所を上場廃止となった後、QTCQXベストマーケットへ市場変更をした。その後ンディアナポリスに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアレイド・アディティブがVelo3Dの発行済み株式の95%を取得して子会社化していた。Velo3Dはその後、2025年8月22比へQTCQXベストマーケットからNASDAQへ再上場した。