イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターでNASDAQ上場のナノ・ディメンションが、2025年度第2四半期決算を発表した。同期間中の売上高は2580万ドル(約37億9260万円)で、前年同期の1500万ドル(約22億500万円)から72.4%のプラスとなった。今年2025年4月に買収が完了したアメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドの売上高1610万ドル(約23億6670万円)が連結計上されたことなどが数字につながった。
経常収支は1140万ドル(約16億7580万円)の赤字で、前年同期の4460万ドル(約65億5620万円)の赤字から大幅に改善した。
2025年6月末時点のナノ・ディメンションが保有する現金および現金相当資産の額は5億5100万ドル(約809億9700万円)で、2025年3月31日時点の8億4040万ドル(約1235億3880万円)から減少した。
今月ナノ・ディメンションの新CEOに就任したデーブ・ステーリン氏は、「新CEOとして、会社の強みを再構築することにフォーカスしています。ナノ・ディメンションのポテンシャルを引き出し、創造するバリューを最大化するために何が出来るかを問い続けてゆきます」とコメントしている。