アメリカの大手代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが連邦破産法11条(チャプター11)の申請を準備しているとアメリカのメディアが報じている。ニューヨークのVINニュースは、ビヨンド・ミートが秘密裏に連邦破産法11条の申請を準備し、間もなく裁判所へ申請する手続きに入ると報じている。
ビヨンドミートはアメリカン現地時間の先週2025年度第2四半期決算を発表したばかり。それによると、同社の同期間中の売上高は7500万ドル(約112億500万円)で、前年同期比で19%のマイナスとなった。経常収支は3300万ドル(約48億5100万円)の赤字だった。赤字決算の発表とともに、ビヨンド・ミートは全従業員の6%に相当する44名をレイオフすると発表していた。
ビヨンドミートは2019年にNASDAQへ上場、上場時は15億ドル(約2205億円)の時価総額を誇るなど、投資家が注目するフードテック系スタートアップ企業の有望株として注目を集めていた。しかし、ビヨンドミートは上場以後一度も利益を確保できていない。
NASDAQで取引されている同社株は先週金曜日の終値で一株2.58ドルまで値下がりしている。週明けの同社株の値動きを多くの投資関係者が注目している。