デスクトップメタルが保有資産をAnzuパートナーズへ売却

アメリカの3Dプリンターメーカーでイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンション子会社のデスクトップメタルが連邦破産法11条(チャプター11)を申請し、経営破綻した件につき、続報が入ってきた。

テキサス州南部地域裁判所に提出されたデスクトップメタルによる連邦破産法11条申請書類によると、同社は保有資産流動化の一環として、保有するドイツ法人のExOneの株式と関連設備などの資産を、プライベートエクイティファンドのAnzuパートナーズへ売却する計画であるとしている。

一方、デスクトップメタルの親会社のイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションは、今回のデスクトップメタルによる連邦破産法11条の申請は、ナノ・ディメンションから独立したデスクトップメタルの経営陣独自の判断で行われたとの見解を表明した。

ナノ・ディメンションのオフィール・バハラヴCEOは、「我々のエコシステムにおける、最も資産的裏付けがある企業としてのポジションを守るために、我々は資産的強みを保護しています。自社の強みを保持し続け、最大限に引き出すことが、株主の皆様が我々に対して最も期待していることであると理解しています」というコメントを発表している。