オランダの歯科医療用3Dプリンターメーカーのノヴェンダ・テクノロジーズ(Novenda Technologies)が、610万ドル(約8億8450万円)の資金調達に成功した。
出資したのはブライトランズ・ベンチャーパートナーズを筆頭とする投資シンジケート。ベルギーのKBCフォーカスファンド、オランダのダッチ・ボルスキファンド、ダッチ・リンバーグ・ビジネスディベロップメントファンドなどのベンチャーキャピタルも出資している。なお、バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
ブライトランズ・ベンチャーパートナーズのインベストメントマネージャーのオルガ・グーア氏は、「リードインベスターとしてブライトランズ・ベンチャーパートナーズがノヴェンダ・テクノロジーズの次の成長フェーズをサポートできることを誇りに思います。ノヴェンダ・テクノロジーズのマルチマテリアル・ジェッティングテクノロジーは歯科医療におけるブレイクスルーであり、スケーラブルで高精度な歯科医療機器の製造を可能にする一方で、産業廃棄物の排出を最低限に抑えることが可能です」とコメントしている。
ノヴェンダ・テクノロジーズは2019年にクラース・ヴィートズィマ氏ら三人のエンジニアが立ち上げた歯科医療用3Dプリンターメーカー。同社の3Dプリンターはシングルピースの入歯の製造などに使われている。