米カリフォルニア州に拠点を置くフットウェア製造スタートアップ企業のKoobzが、720万ドル(約10億4400万円)のシード資金調達に成功した。出資したのはシリコンバレーのベンチャーキャピタルのアンロック・キャピタルを筆頭とする投資シンジケート。なお、出資した各社の持分割合や株価などのバリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
Koobzは2023年にポーランドからの移民クバ・グラチェク氏が設立したスタートアップ企業。同社は3Dプリンターなどを活用し、ユーザーごとに最適なフットウェアをカスタマイズ製造している。
Koobzは、調達した資金を従業員の増員や、3Dプリンターを含む製造能力の増強などに投じるとしている。
グラチェク氏は、「我が社にとっての「解放の日」がやってきました。フットウェア市場における我が社のシェア拡大のための重要な瞬間です。早くも多くの人や会社から電話などによる問い合わせを受けています。多くの企業が私たちと一緒に仕事をしたいと言ってきています。アメリカの企業の多くは、トランプ関税を避けるためにアメリカ国内での製造を志向しているのです」とコメントしている。