イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のスリーディーシステムズが、アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルの買収を完了させた。
ナノ・ディメンションの発表によると、ナノ・ディメンションはニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株を一株5.3295ドルの総額1億7930万ドル(約259億9850万円)で買取り、完全子会社化した。合併後の両者の合算売上高は202412月末時点で年間2億ドル程度(約290億円)程度となる。
ナノ・ディメンションにおいては、同社がデスクトップメタルの買収契約書を締結した2024年時点から主な経営陣が軒並み入れ替わっているが、ナノ・ディメンションは引き続き買収したデスクトップメタルを子会社として運営してゆくとしている。
ナノ・ディメンションの取締役会長のオフィール・バハラヴ氏は、「デスクトップメタルの買収完了は顕著な事業機会の発現です。最先端のユーザーによりイノベーティブなテクノロジーを提供できることに大変エキサイトしています。我が社の新たな経営陣は、サステナブルなビジネスモデルを構築するために全力で取り組んでゆく所存です」とコメントしている。