アメリカの大手代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが2025年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は6870万ドル(約99億6150万円)で、前年同期比で9.1%のマイナスとなった。営業収支は5620万ドル(約81億4900万円)の赤字で、前年同期の5350万ドル(約77億5750万円)から若干悪化した。製造委託先との紛争にかかる弁護士費用などがコストを膨らませる結果となった。
経常収支も5290万ドル(約76億7050万円)の赤字で、前年同期の5440万ドル(約78億8800万円)の赤字から若干改善した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)も4230万ドル(約61億3350万円)の赤字だった。
ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは、「不確実なマクロ経済環境の中、消費が大きくスローダウンする状況となった第1四半期でした。我々自身は年間を通じてオペレーティングコストの削減を行い、売上と利益の減少という残念な結果をオフセットさせる活動を展開しました。今後も2026年末までにEBITDAを黒字転換させるという目標の実現を目指して努力してゆきます」とコメントしている。
2025年度第1四半期決算の発表と共に、ビヨンド・ミートはアンプロセスド・フーズLLCから1億ドル(約145億円)の借入を行ったと発表した。