アメリカの大型3DプリンターメーカーでQTCQXベスト・マーケット登録のVelo3Dが、2024年度第4四半期決算と2024年度通年決算を発表した。
同社の2024年度第4四半期の売上高は1260万ドル(約18億9000万円)で、前年同期の250万ドル(約3億7500万円)から大幅に増加した。非GAAP(米国標準会計基準)ベースの経常収支は2220万ドル(約33億3000万円)で、前年同期の5860万ドル(約87億9000万円)の赤字から改善した。
同社の2024年度通年の売上高は4100万ドル(約61億5000万円)で、前年の7740万ドル(約116億1000万円)から47%減少した。非GAAPベースの経常収支は8660万ドル(約129億9000万円)の赤字だった。
Velo3Dのアルン・ジェルディCEOは、「売上ストリームを拡張するといった我々が採ってきた戦略により、履歴率は改善して生産効率を高めてオペレーティングコストを下げることができました。我々が計画している次のビジネスモデルへ移行するための下準備はすべて完了しました。現時点の我々は財務的・事業戦略的により有利な位置にあり、アディティブ・マニュファクチャリング業界リーダーシップをさらに発揮する準備が出来ています」とコメントしている。
Velo3Dは、今年2025年1月に米インディアナ州インディアナポリスに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアレイド・アディティブが発行済み株式の95%を取得し、親会社になっている。