イギリスのデザインファームの「Alloyed」(アロイド)が、3700万ポンド(約71億2324万円)の資金調達に成功した。シリーズBとなるラウンドで出資したのは、日本の投資会社スパークス・グループと日本政策投資銀行を筆頭とする投資シンジケート。投資にはベンチャーキャピタルのAvivaインベスターズやフューチャーインダストリー・ベンチャーズなども参加した。
Alloyedのマイケル・ホルムズCEOは、「新たな投資家による我が社への出資を大いに歓迎します。投資していただいた資金はイギリスとアメリカの製造拠点へ投資し、設備投資や製造能力拡張へ投じる予定です。我々のマテリアルサイエンスとワールドクラスの製造能力は、モノ作りをグローバルステージへシフトさせ、我が社はそのトランスフォーメーションの先頭を走り続けるでしょう」とコメントしている。
Alloyedは2017年設立の、オックスフォード大学発のベンチャー企業。アディティブ・マニュファクチャリング用メタル合金パウダーを製造しており、ボーイング、マイクロソフト、アングロ・アメリカン、BMWなどのユーザーへ供給している。
スパークス・グループは1989年設立の日本の投資会社。近年はアディティブ・マニュファクチャリングなどのハイテク系企業への投資を拡大させている。