ビヨンド・ミートが中国事業を停止・撤退へ

アメリカの大手代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、中国国内での事業を停止すると発表した。アメリカ現地メディアの報道によると、ビヨンド・ミートはヨーロッパ事業に勤務する44名と中国事業に勤務する20名をそれぞれレイオフし、今年2025年度内に中国事業を停止して同国から撤退するとしている。

中国事業停止の理由について、ビヨンド・ミートは「オペレーティングコストの削減のため」であると説明している。

ビヨンド・ミートは、2024年度第4四半期決算と2024年度通年決算を発表したばかりだった。ビヨンド・ミートの2024年度第4四半期の売上高は7670万ドル(約115億500万円)で、前年同期比で4%のプラスとなったが、経常収支は4490万ドル(約67億3500万円)の赤字だった。

2024年度通年決算は売上高3億2650万ドル(約489億7500万円)で、前年比で4.9%のマイナスとなった。経常収支は1億6030万ドル(約240億4500万円)の赤字だった。

ビヨンド・ミートは2025年度通年の売上高を3億2000万ドル(約480億円)から3億3500万ドル(約502億5000万円)のレンジと見込んでいる。