イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のナノ・ディメンションが2024年度第3四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1490万ドル(約23億950万円)で、前年同期比で22%のプラスとなった。第3四半期の売上高としては過去最大となった。
営業収支は860万ドル(約13億3300万円)の赤字で、前年同期の6690万ドル(約103億6950万円)の赤字から大幅に改善した。調整後EBITDAは1480万ドル(約22億9400万円)の赤字で、前年同期の7730万ドル(約119億8150万円)の赤字から大幅に改善した。
同期間中に同社が失った現金の額(ネット・キャッシュバーン)は300万ドル(約4億6500万円)で、前年同期の1600万ドル(約24億8000万円)から改善した。
ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「第3四半期としては過去最高のパフォーマンスをあげられたことを嬉しく思います。この記念すべきアチーブメントは企業による資本投資のマインドが冷え込む事業環境の中で成し遂げたものであり、我々の多くの競合企業がマイナスのインパクトを受ける中で達成したものです。今後もナノ・イニシアティブをさらにすすめ、キャッシュフローなどをプラスに転じるよう努力してゆきます」とコメントしている。