スリーディーシステムズが2024年度第3四半期決算を発表

アメリカの大手3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のスリーディーシステムズが2024年度第3四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億1290万ドル(約169億3500万円)で、前年同期の1億2380万ドル(約185億7000万円)から8.8パーセントのマイナスとなった。素材関連の売上高が伸びた一方で、マクロ経済の停滞などによるハードウェア製品への需要低迷などが足を引っ張る形となった。

2024年度第3四半期決算について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス社長兼CEOは、「ハードウェアやシステム売上の低迷といった困難なビジネス環境のチャレンジが続く中、当面は厳しい戦いを強いられると見ています。一方で、我々の顧客基盤は世界最大であり、素材ニーズなどの堅牢なリピートオーダーをもたらしています。特にコンスーマブル向けの素材販売は対前年比で10%増加しています。また、トップラインのオーダーは実際の売上高の計上時期が時間を空けるため、多くのハードウェアの売上高の計上が次期2024年度第4四半期へずれ込んでいます。特にパーソナライズドヘルスケア分野などの売上高が非常に伸びており、大きく期待しているところです」とコメントしている。

スリーディーシステムズは、2024年度第3四半期決算の最終版を2024年11月25日の週内に公表するとしている。