メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが2024年度第3四半期(2024年7月1日~9月30日)決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億4170万ドル(約212億5500万円)で、前年同期比で19%のプラスとなった。主力事業のマーケットプレースの売上高が1億2700万ドル(約190億5000万ドル)と好調で、前年同期比で24%のプラスとなったことなどが結果に繋がった。
2024年9月30日時点の同社のマーケットプレースを利用しているバイヤー数は6万4851人で、前年同日の5万2382人から大幅に増加した。
一方、同期間中の経常収支は1020万ドル(約15億3000万円)の赤字で、前年同期比から180万ドル(約2億7000万円)改善したものの、赤字体質から脱却できなかった。一方、非GAAP(米国標準会計基準)ベースの収支は110万ドル(約1億6500万円)の黒字だった。
Xometryのランディ・アルシューラーCEOは、「2024年度第3四半期は会社にとって記録すべき四半期となりました。我々のAIドリブンのマーケットプレースは史上最高の売上高を記録し、利益率と利益も史上最高となりました。今後もグローバルにマーケットシェアを拡大してゆく予定で、それに伴って売上高と利益の増加が期待できます」とコメントしている。