Velo3Dが追加レイオフを実施

アメリカの大型3DプリンターメーカーのVelo3Dが、追加レイオフを実施する。アメリカ現地メディアの報道によると、Velo3Dは直近の従業員削減計画の一環として、今年2024年末までに新たに46名の従業員をレイオフする。これにより、Velo3Dの全従業員の32%が解雇されることとなる。

Velo3Dは、今年2024年8月にも63名の従業員をレイオフするなど、従業員の整理を進めている。関係者によると、年内にすべてのレイオフが実施されることで、合わせて100名程度の従業員が職を失うとしている。

一連のレイオフについてVelo3Dは、現在同社が進めているオペレーティングコスト削減計画の一環であるとしている。Velo3Dは、今年中に合わせて130万ドル(約1億9300万円)から150万ドル(約2億2350万円)のコストを削減したいとしている。

Velo3Dは、上場していたニューヨーク証券取引所の上場基準違反などを理由に、2024年9月に取引停止の処分を受け、同月に新たにQTCマーケッツ・グループが運営するアメリカ最大規模の非上場株式市場に株式を登録した。同社の株は現在、QTCQXベスト・マーケットで取引されている。

ニューヨーク証券取引所の上場基準では、一定期間株価が連続して1ドルを下回った場合、株主に損害を与える可能性があると判断するとされる。