ナノ・ディメンションがマークフォージドの買収を完了

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のナノ・ディメンションが、アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドの買収を完了した。アメリカ現地メディアの報道によると、ナノ・ディメンションはマークフォージドの普通株を一株5.00ドルで買い取り、完全子会社化した。買収はすべて現金で、総額1億1500万ドル(約165億6000万円)のディールだったとしている。

マークフォージドは2024年6月末時点で9390万ドル(約135億2160万円)相当の現金及び現金相当資産を保有している。その中にはコンティニュアス・コンポジッツの特許侵害にかかる賠償金1910万ドル(約27億5040万円)も含まれている。

マークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「我々のパイオニア的で競争力に富んだ製品ポートフォリオをさらに強化し、モノづくりの現場へイノベーティブなソリューションを提供できるさらなる環境を得られたことを嬉しく思います。今回の合併によりビジネスをよりスケールし、バランスシートを強化することができます。ナノ・ディメンションと共に仕事をして、会社のステークホルダーに最大限の利益を還元できるよう努力してまいります」とコメントしている。