イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のナノ・ディメンションが、アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドを買収する。
アメリカ現地メディアの報道によると、ナノ・ディメンションは現在流通しているマークフォージドの普通株式を一株5.00ドルで買取り、完全子会社化する。ナノ・ディメンションによると、買取価格は現時点のニューヨーク証券取引所でのマークフォージドの売買価格に71.8%のプレミアムを乗せた金額になるという。
ナノ・ディメンションは、先日同じく3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルを同様のスキームで買収すると発表したばかりだった。
ナノ・ディメンションによるマークフォージドおよびデスクトップメタルの買収が完了すると、時価総額3億4000万ドル(約476億円)の3Dプリンターメーカーが誕生することになる。
ナノ・ディメンションのヨアヴ・ツァイフCEOは、「マークフォージドを買収することで、ナノ・ディメンションはデジタルマニュファクチャリングのリーダーになるという目標実現に一歩近づくことになります。また、インダストリー4.0の構築において、マークフォージドはアディティブ・マニュファクチャリング関連素材とソリューションを併せ持つ稀有な会社です」とコメントしている。