カナダ・トロントに拠点を置く3Dプリンターメーカーのモザイク・マニュファクチャリング(Mosaic Manufacturing)が、2800万カナダドル(約29億4812万円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのアイデアリスト・キャピタルを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
アイデアリスト・キャピタルはカナダの大手ベンチャーキャピタルで、主にエネルギーセクターにおける中堅企業に特化したベンチャー投資を行っている。
モザイク・マニュファクチャリングは調達した資金を自社のフラッグシップモデル「アレー・システム」(Array System)の製造能力拡大などに投じるとしている。
モザイク・マニュファクチャリングのミッチ・デボラCEOは、「アレー・システムをベースにしたレジリエントでサステナブルなサプライチェーンを、一緒になって構築できるパートナーを獲得できたことを誇りに思います。この資金調達により、我々のプレゼンスを世界全体に広げることが可能になりました」とコメントしている。
モザイク・マニュファクチャリングは2014年設立の、カナダのスタートアップ系3Dプリンターメーカー。同社に対してはベンチャーキャピタルに加えて、NGen、カナダ・メイクスといったカナダの地元企業の出資している。