ストラタシスが最大5000万ドルの自社株買いを実施

アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが、最大5000万ドルの自社株買いを実施する。アメリカ現地メディアは、ストラタシスの取締役会が最大5000万ドル(約70億円)規模の自社普通株の株式市場からの買取決議を承認したと報じた。5000万ドル規模の自社株買いは、同社の時価総額10%に相当する規模となる。

ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「我々は、株主価値を最大化することにコミットしており、強力なバランスシートを保持し、ワーキングキャピタルを強化することは我々のエフォートの一環です。我々のフォーカスは売上を増加させ、コストを削減し、さらなる成長路線へ投資し続けることにより利益とキャッシュフローを確保することです。また、今回承認された自社株買いプログラムの実施により、長期の利益計画の実現を確実にし、株主に大きな利益を還元できると判断しています」とコメントしている。

自社株買い(Stock repurchase)は通常、上場企業が株価上昇を狙って行うことが多いとされる。自社株買いを行うことでROE(自己資本利益率)が向上してPER(株価収益率)が定価するため、通常は株価が上昇する。

ストラタシスによる自社株買い実施の発表を受け、NASDAQで取引されている同社の株は前日終値から8.37%値を上げて一株7.64ドルで取引を終えた。