EOSがアメリカでの製造を拡大

ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSがアメリカでの製造を拡大している。EOSはテキサス州オースティン郊外の街フルージャービルにあるアメリカ工場で、主力のEOSM290メタル3Dプリンターの製造を強化し、アメリカでの需要増加に対応する。

現在アメリカではEOSのメタル3Dプリンターに対する需要が急拡大しており、EOSは2025年第1四半期までにアメリカの主要製造施設をひとつにまとめ、生産能力をさらに拡大したいとしている。

EOSM290メタル3DプリンターはEOSのフラックシップモデルで、これまでに全世界のユーザーへ2000台以上を販売してきた。EOSM290メタル3Dプリンターは250 X 250 X325mmの造形サイズを持ち、アルミニウム、コバルトクローム、ニッケル合金、チタン合金などの各種のメタル系素材を使用することが可能。

EOSは1989年設立のドイツのメタル3Dプリンターメーカー。アメリカ市場には2001年から進出し、ミシガン州を拠点に製品の販売・サポートを行ってきていた。2016年にはテキサス州に製造拠点とテクニカルセンターを開設し、北米ユーザーに対して製品の販売とサポートを提供している。EOSの3Dプリンターは、特に航空宇宙、自動車、ヘルスケア、家電などの産業ユーザーに使われている。