Velo3Dが2024年度第2四半期決算を発表

アメリカの大型3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のVelo3Dが2024年度第2四半期(2024年4月1日~6月30日)決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1030万ドル(約15億1410万円)で、前年同期の2510万ドル(約36億8970万円)から大幅に減少した。経常収支は2170万ドル(約31億8990万円)の大幅な赤字となった。

Velo3Dは、製造計画の遅れとオペレーティングコストの増加が収益を圧迫したとしている。

Velo3Dのブラッド・クレガーCEOは、「現在直面しているキープライオリティにフォーカスし続けることが、最先端のアディティブ・マニュファクチャリング業界のソルーションを求める需要に対応する結果に繋がると信じています。特に、我々は引き続き防衛と宇宙の産業セクターでの事業を拡大していますが、本年度後半ではこれらのセクターでの受注残が全体の業績にプラスの影響をもたらすでしょう」とコメントしている。

2024年度第2四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているVelo3Dの株は、一株1.39ドルにまで値下がりした。12か月前に14ドル台で取引されていた同社の株は、わずか一年で90%以上値下がりした。Velo3Dはまた、今年2024年7月にニューヨーク証券取引所から株価が安すぎるとして上場基準不適合通知を受け取っている。