アメリカの大手3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のスリーディーシステムズが、2023年度通年決算の最終版を公表した。それによると、同社の2023年度通年の売上高は4億8806万9000ドル(約684億1660万円)で、2024年2月28日に公表した暫定版から変わりはなかった。
営業収支は4億600万ドル(約568億円)の赤字で、常収支も3億6268万ドル(約507億7520万円)の赤字だった。2024年2月28日に公表した暫定版から若干改善した結果となった。
2024年度通年の見通しについて、販売管理費特に監査費用や外注費などの増加に伴い、当初見通し額を上回る可能性があると言及した。
また、公表が遅れている2024年度第1四半期(2024年1月1日から3月31日)決算と2024年度第2四半期(2024年4月1日から6月30日)決算については、それぞれアメリカ現地時間の2024年8月19日と8月26日の週に公表するとしている。
2024年度第1四半期と第2四半期決算の公表が遅れている理由については、減価償却費の再計算、利子収入の減少に伴う確認作業の発生、複数の費用の金額の検証と修正などを挙げている。