4DメディシンがシリーズA投資で440万ドルの資金調達に成功

イギリス・バーミンガム大学初の医療スタートアップ企業の4Dメディシンが、シリーズA投資で440万ドル(約6億1600万円)の資金調達に成功した。出資したのはオシェン・ホールディングス、DSWベンチャーズ、SFCキャピタル、バウンダリー・キャピタルなどのベンチャーキャピタルを中心とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。

4Dメディシンは、調達した資金を米国市場参入のためのFDA(米食品医薬品局)の医療機器承認取得などに使うとしている。

4Dメディシンは、独自開発したバイオ3Dプリンターを使い、整形外科用インプラントなどのバイオマテリアル医療機器を製造している。

4Dメディシンのフィリップ・スミスCEOは、「今回投資をして下さったすべての投資家の我々に対する信頼とサポートに感謝をいたします。ここ数年のベンチャー企業に対する投資環境は決して良好ではなかったですが、我々と我々の技術の可能性とチームに賭けて下さったことの反映です。資金はアメリカFDAによる医療機器承認の取得などに活用し、早期のアメリカ市場進出を実現してゆきたいと思います」とコメントしている。